令和5年 年頭のご挨拶

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年頭のご挨拶

 
支部長 伊藤博人

年頭に当たり謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 
昨年は、新型コロナウイルス感染症拡大とロシアのウクライナ侵攻で世界中が翻弄され、多くの方々が不安やストレスを抱きながらの生活でした。
 
我が国においても、 これまでにない円安、物価高ということで、今後、社会・経済への影響が心配されます。
 
振り返りますと、三月十六日 福島沖震度6強地震で新地町 相馬市、南相馬市においては特に甚大な被害が発生しました。 会員の方々の中には、令和二年十月の台風十九号令和三年二月の福島県沖震度5強地震と三年連続被災された方々がおられました。心からお見舞い申し上げます。一日も早い復旧復興を願うばかりです。
 
三月以降行動制限が解除され、感染防止対策対応で三年ぶりの支部茶会、青年部茶会はじめ、五回の研究会、師走の月釜茶会、ふだん着の茶会等々再開され、多くの方々とお会いでき、至高の喜びでした。
 
日常的な当たり前のことを出来ることがこんなに幸せなのかと感銘を受けた茶会でした。 コロナ禍での開催ということで、大変な苦労があったことと存じます。幹事長はじめ役員、担当されました会員、関係者各位のご尽力に衷心より感謝申し上げます。
 
三月二十八日 今日庵 名誉師範親授式において、坐忘斎お家元より、船生宗敏先生と佐藤宗香先生が名誉師範を拝受されました。永年に亘り裏千家茶道に精進し、後進の指導と支部発展に尽くされ、同門の模範となるものであります。この功績を称える名誉師範の拝受、誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。今後ともこれまで同様、ご支援ご協力の程よろしくお願い致します。
 
今後、コロナウイルス感染症の終息は不透明ですが、 コロナ禍でも何かやり方を変えて出来ないか、皆で知恵を出し合って事を進めて行きましょう。
 
会員の皆様が身近な幸せを実感しながら"いきいきと楽しく"活動出来る茶会を目指し、諸事業の推進に取り組んで頂きたいと存じます。
 
結びに、皆様にとって以前のように自由に過ごせる日常を取り戻し、"飛躍"できる年になることを念じて新年の挨拶といたします。


年頭のご挨拶

 
幹事長 伊東宗恭

新年あけましておめでとうございます。
 
皆様におかれましてはお健やかに新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
 
併せて日頃から支部活動にご支援ご協力を賜り感謝申し上げますと共に、本年も引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
 
さて、新型コロナウイルスという未知の感染症の発症により生活が一変し、三年が経過いたしましたが、未だ収束の見通しがつかない状況にあります。
 
コロナ禍により人との会話・飲食・会食がしにくい状況が生じ、なかなかお稽古が思うようにできない時期がありました。そのような時、オンラインでお家元様自らがご講義を担当され、業躰先生によるお点前、そして講話が配信され現在も継続配信されております。さらには各服点を公表され、支部の研究会でも業躰先生よりご指導を頂く機会がありましたが、このようなことから、時期をとらえて工夫し実践することの大切さをお教えいただきました。
 
昨年のいわき支部活動状況を振り返ってみますと、ここ数年のいわき支部の会員数は残念なことに減少傾向にあります。
 
一方、現在の状況からはコロナ禍以前同様のお稽古、お茶会、お茶事等の活動は困難な状況下にあります。
 
これらの課題に対応するため、従来の流れを大切にしながらも時代にあった新たな展開をすべくデジタル化の推進について、役員会で検討を重ねております。
 
いわき支部の益々の活性化を図るためには、若い方々の力が大いに必要になるかと思います。 また、人生経験の豊富な年代の方々にもアプローチし、茶道を楽しむきっかけを掴んで、以後の豊かな時間を新たな気持ちで送ることの大切さに気づくようなことを試みる必要があるかと思います。
 
このようなことから、茶道人口の増加を図るため、いわき支部のホームページを開設し、広くお茶に関心のある方々に淡交会いわき支部の組織の周知、また、活動状況を自由に検索して関心をもっていただくきっかけをつくるなどを目的に、鋭意、策定事務に取り組んでいるところですが、実施するまでには今少し時間を要する見通しでございます。
 
また、身近なところでは、社会情勢の変化に伴い郵便物の配達が場合によっては日数を要するようになったことなどから、各幹事が担当する各種事務の連携、スピードの向上、加えて、事務連絡等など、メールの活用により事務の簡略化を図り、併せてペーパーレス化に努めるなど小さな一歩を踏み出したところです。
 
各種事業につきましては、感染防止対策に配慮しつつ創意工夫のもと、事業展開できましたことは今後の活動の励みになりました。
 
特に支部茶会は薄茶一服のお席ではありましたが、会員が一堂に会しお茶を介しての会員同士の交流に、笑顔があふれる一時を楽しむことができましたことは大変意義のあることであったと思っております。 これもひとえに担当された先生方のご努力による賜物とこの場をお借りして御礼申し上げます。
 
本年八月には、福島県四支部合同主管いわき支部により、定期巡回講演会を開催する予定で準備を進めているところでございます。 その折には、多数のご参加をご期待申し上げます。
 
今後もしばらくの間、コロナ禍の中での支部活動は困難な状況が続くと予測されますが、その都度状況をみて判断し、取り組んでいくことが必要ではないかと思っております。
 
皆様方のご理解ご協力の程どうぞよろしくお願い申し上げます。
 
今年の干支「癸卯」は、一説には寒気が緩みそろそろ希望が芽吹く年といわれております。
 
新しい年が会員皆様方にとりまして、健やかで良き年となりますよう、心よりご祈念申し上げまして新年のご挨拶とさせていただきます。